採用コンサルタントを作るための13の条件
最終更新日:2022/02/22
今回は、採用コンサルタントの仕事などをお話しします。裏側が覗けますので興味があればご覧ください
将来コンサルタントとして独立したい人にも役立つ情報と思います。
人材採用コンサルタントの仕事内容
私は毎日、お客さんのもとに届いた応募者の履歴書のことで電話で相談を受けています。(個人情報保護は当然遵守しています)履歴書を見ては、
「どんな人生を送ってきたか?」
「面接時はどこを気をつければ良いのか?」
「NGかOKかの私の判断」
その次は、面接まで進んだ人の面接の結果を聞いて、次の選考試験のアドバイスをしています。
他にはWEBの適性試験を導入して、受験者が出たら能力や性格などの試験結果を見てアドバイスをしていたり、内定が決まりそうだったら心理学を使った を伝授したりします。
そして、採用者が出たら雇用契約書を作成して試用期間で見抜くべきポイントをお伝えして契約満了。
毎日、全国の契約企業から何通もFAXが届いて、電話がなるわけで、裏で私が採用顧問(採用代行?)として動いている。そんな感じです。
人材採用コンサルタントの業務地域
採用に関する契約の場合、直接お客さんのところに行くのは、 時と を全面接官に対しておこなったりする時がメインです。あとは、近ければなるべく顔は出すようにしていますが、遠方の場合は交通費を負担していただくため、悪いので電話やメールでのやりとりが多いですね。
全国に出張はありますけど、求人ページ作成後データを解析しながらPDCAを回していたりと事務所にいることも多くこうやってブログの更新などもしています。(こちらからの営業は一切しませんので外回りなどないです)
外出中でもFAXを受信できるようにメールで受信できるFAXサービスを契約したり、 の契約も必須です。※現在はdocomo for PC
極論すると電話と と頭一つがあれば、場所は問わずに仕事ができる感じですし、そこを目指しています。
そのため、地域制約が出る社会保険労務士としての事務代行は社労士なのに一切していません。
ランチェスター経営戦略などでは「弱者は地域を絞れ」などと言いますが、地域を絞って採用コンサルをする為には、私の得意なインターネットでの集客は向かない
なぜなら、地域を絞るためには、「紹介」という制度をうまく活用する必要がありますが、 と面と向かって言われてしまう始末。
まあ、それでもいいと思っていますし、合わないなら新規お客様の依頼を断りますので「紹介」だと断りづらく、やりづらいのもあります。
まったく違う地域とお付き合いするのは、いろいろな発見があって楽しいので、ランチェスターに反して今後も全国をターゲットにしていきます。ちなみに、私はランチェスターの会?には入っていません。
偽物の採用コンサルティング会社の見分け方
採用支援会社や採用コンサルティング会社は全国に色々ありますが、気をつけるべき点は一つです。応募者を集めること=採用の成功
ではなく、
応募者を集めることが目的=採用の失敗
ということを教えてくれるか理解している会社がいいです。
これは言われてみれば当然ですよね?
でも、当事者になると応募者がたくさん集まることが嬉しくなりやすいのです。
採用の成功=いい人材に入ってもらって長く働いてもらうこと
ですから、応募者の数は本当は関係ありません。理想は1人の最高の応募者が応募してきて、その1人を採用することです
そのためには、 、明確な人物像を作ったり、求人ページも呼ぶ求人募集方法から にする必要があります。
とにかく、求人広告の話ばかりする採用支援会社はまず疑ってください。あと、、面接経験のない新人君がくる会社や能力の低い営業が来た場合もNGです。
その会社は採用に成功していないということですから、人の会社を支援する前に自分の会社の採用を見直せという感じです(笑)
採用コンサルティングをするために必要な能力
採用コンサルタントになるために必要な能力を考えてみました。これがあれば多分、独立できます。またこのスキルがあれば非常に強い採用力をもった企業が作れますので、採用担当者か経営者が持っていれば採用で困らないスキルとも言えます。
1.多くの面接経験 私は3000人以上の面接経験があります。それもただ面接をしたわけではありません。心理学を交えて色々な質問をしながら、数年間データを取り続けていました。ただ経験をしただけの面接はダメです。
なぜダメかは に書いています
2.適性試験の受験経験 適性試験の導入は大事です。ただ各社それぞれ特色がありますので、それを見極める必要があります。よって自分が人体実験になるのと、性格を知っている人(社員)に受験をしてもらうことです。
そのデータを分析する能力と面接を連動させる能力が必要。
3.就職活動、転職活動で苦労した経験 求職者の気持ちが分からないのに、採用活動など組めません。求職者の感情や視点にたった採用活動だけが成功します。求職者として面接で何を見てきたか?が大事です。
4.会社説明会の開催、プレゼンター経験 どうすれば求職者の心に響く会社説明会ができるのか?司会者やプレゼンテーションをする人が陥りやすい落とし穴などを理解していなければ誤ったアドバイスをします
5.セミナーなどの講師スキル これはコンサルタントとしては必須スキルでしょう。人にものを教えること、伝えることの難しさを知り、お金を取れるほどの内容を提供できるようになりましょう。
6.上司としての部下の育成経験 ある程度の年齢があればクリアしていると思いますが、入社した社員を育てるのは結構大変です。企業経験がありかつ役職を経験していることです。
7.エクセル,WORD,パワーポイントなどの事務スキル 資料を作ったり集計表を作ったり色々とパソコンスキルは必要です。コンサルタントは皆さん、エクセルのスキルが高いのですがそれは分析力とも繋がるので当然のことです。
分析スキルが高ければコンサルタントに向いていますので、コンサルタントに理系出身者が多い理由でもあります
8.労務管理など法律スキル 採用は入社時や入社後が大事です。各種労働法や社会保険法を知らなければ目的である「雇用」のアドバイスができません。
社会保険労務士が採用コンサルタントになる最大のメリットでもあります。逆に社労士のいない採用支援会社の弱いところでもある。
9.適度な若さ 新卒採用の場合は、21歳の大学生の気持ちが分かる必要があります。35歳を過ぎたら一回り以上違うわけで新卒採用の最前線には向きません。
逆に若すぎると管理職や、役員、経営者の気持ちが分かりません採用コンサルタントが他のコンサルタントと違って短命な理由かも。45歳を過ぎると子供と話すようなものです。平成生まれの気持ち。分かりますか?
10.異性にモテルか気持ちを理解できること 異性の気持ちが理解できない人は、募集対象(ターゲット)の気持ちが分かりません。例えば私の場合だと、看護師の気持ちを考えながら求人ページを書いて、看護師さんの心に響くような求人メッセージを作ったりしています。
11.インターネット集客スキル これがない場合は、アナログの紙媒体などを使うしかなくどう考えても採用で失敗する可能性が高いです。
今後すたれる紙の求人広告媒体に頼ってもどうしようもありません。ただ、この項目は奥が深く、分けると多くの項目があります。
12.文章力 求人広告や求人ページを作る際や、上記ネット集客とも絡みますが、文章力がなければ会社のことを伝えることもできませんし、応募者の心に響きません。
また、文章力がなければ多分コンサルタントとして残念ながら食っていけないでしょう。
13.経営者としてのコスト意識 雇用は究極に考えれば費用対効果です。500万円かけていい人材を一人採用してもそれが回収されるのはいつなのか?というわけです。
理想論を掲げるだけではなく現実を見る必要もあります。
他にも色々ありますけど、採用コンサルタントとして必要なスキルを上げるとこんなものでしょうか?
例えば、こういったものを「求める人材像」として設定することもできます。
優秀な採用担当者を採用したいなら、上記13の項目を必須とするか、またはある項目はを「あれば尚可」とするかです。
※しかし、上記スキルを持っていれば、普通は企業で働きません。 11の集客スキルがあれば自分で独立した方が何倍も稼げますからね。
試しに「あなたの職種」の作り方を書いてみましょう
今回のように、人事、営業、プログラマー、SEなどあなたの職種のことを考えながら、必要なスキルを書いてみませんか?簡単に言うとそれがそのまま採用基準にも繋がりますので、人事や採用担当者に渡せば今より良い採用活動ができますよ。
全てにおいて大事なことは文章にすることです。
頭の中にあっても中々実現しません。
どっかの成功哲学みたいでしょ?(笑)
私の採用マニュアル購入者であれば、その内容をプロの目からサービスで添削します。いつの回でも構いませんので購入者通信にご返信ください