中途採用において即戦力採用や管理職採用が失敗する理由を動画で解説します
最終更新日:2022/02/07
※管理職採用は、エグゼクティブ採用、ハイクラス採用、マネージャー採用など呼び名は様々
採用の教科書2を既に読まれているのであれば、今さら説明することもないと思いますが、中小企業における中途採用の失敗例です。
入社後の教育も不要で、即戦力となる優秀な人材が欲しい?
動画でぜひご覧ください。【採用ノウハウ】即戦力採用が失敗する理由。
採用で失敗しやすい視点と成功するための視点とは?即戦力採用や管理職採用など今すぐ止めろ
動画の字幕を以下に転記します。文章だけでも参考になるとは思いますが、できれば動画をご覧ください
今日は採用で成功するための視点に関してお話ししたいと思いますほとんどの中小企業はこの採用の視点を考えていないから採用に失敗します
間違った人材を採用してその方が辞めていってしまうとか、思ったように活躍しないと言ったことが起こるんですね
今日はその話に関してご説明致します
「採用の視点」とは何かというと、ここに書いていますとおり一言で言うと、ゴール設定です
「ゴール」
最終(目的)地をどこにおくかです
以前の動画でも話しましたけど、採用の目的は、そもそも会社がさらに利益を出すことなんです
もし目先の仕事だけを回したいんだったら、例えば人材派遣とかそういったものをスポット契約で活用すればいいんですけど、視点をですね
目の前の仕事ではなくて、もう少し先を見ていく必要があります
具体的に結論を言いましょう
採用はですね
1か月後とか2ヶ月後の状況を考えて行なってはいけないんです
中期的・長期的な視点を持つ必要があります
例えばですね
もし目の前の仕事とか考えてだけ採用活動をした場合は
「その仕事ができるかどうか?」
という視点でだけ人を採用します
欠員補充の場合は分かりやすいんですけど、欠員が出たことによって人手が足りなく、仕事が回っていない状況です
そうなってくるとこの仕事ができるかどうか?っていう視点を持ちやすいです
これだとはっきり言います
採用失敗します
こういう視点ではないんです
採用っていうのは半年後とか1年後、もっと言うなら3年後、5年後っていう視点で見た方がいいです
この視点を変えるというだけで色んなメリットが生まれてきます
ところが殆どの会社というのは短期的な視点で物事を見てるんです
そもそもちょっと考えれば分かるんですが、新規で採用してすぐに仕事ができる人っていないんです
新卒採用は当然、教育がいるって分かると思いますけど、そうではなくて中途採用であっても必ずですね、教育っていう時間が必要になってきます
「いやウチは即戦力が欲しいんだ」って思うかもしれませんし
そういった気持ちも分かるんですけど実際ですね、即戦力だったら、そういった人が本当にじゃあ中途採用の市場にいるんですかね?
しかも運良くあなたの会社を希望しますか?
本当に即戦力になる人が
この辺に関して詳しくは、採用の教科書2で色々書いていますけど、一冊使って丸々説明しています
こういった即戦力を採用しようとか特に教育もせずに入った瞬間から仕事をバリバリしてくれる人を採用しようっていう発想自体が採用に失敗するポイントです
こういう考え持っちゃダメなんです
そもそも、仕事をもし上手にこなすんだったら仕事の作業を覚えるだけじゃないのは分かると思います
社内とか取引先との人間関係も重要です
人間関係を構築する時間も必要ですし、当然ながら仕事を覚える時間っていうのも必要になってきます
例えば以前の会社で、ものすごく活躍していたとしてもそれは以前の会社のチームがあったから活躍できた
以前の会社の社風があったから活躍できた
以前の会社の技術力や資本力があったから活躍できた
果たして本当にそれが、あなたの会社でも同じように適用できるか?
その辺を考えてみてください
こういった本当の(採用の)裏のことを考えずに、職務経歴書に書いてることとか履歴書に書いてることだけを信じてそれで採用するから失敗しちゃうんです
前の会社と今の会社は違うんです
中途採用だったら(応募者の)以前の会社とあなたの会社は社風も技術も資本力もチームも全然違うんです
仕事っていうのはそもそも相手の性格、お客さんの性格もそうですし、社内のスタッフの性格、そういった性格とか感情を無視した仕事のやり方をしても当然ながらうまくいくことはありません
ですから中途採用であっても、必ず採用後に教育っていうのは必要になってきます
「うちの会社はどういうものか」というの口で言うだけじゃないですね
完全に頭で理解したり、腹で理解してもらう必要があります
体で体感してもらう必要もあります
そう考えたら分かるんですけど、採用して結局、立ち上がるまでにそれ相応の時間が必要になるって分かると思います
ですから中途採用であっても大体ですね、入社して半年か一年ほど仕事ができる人で(しかも)そういった人間関係を構築できる人であっても、このぐらいの時間はかかると思ってください
これがもし新卒採用の場合、ビジネスマナーから学ぶ必要がありますから当然ながら仕事ができるようになるまでさらに時間はかかります
それなのに、採用の視点を目先のことだけ考えて一か月後とか、入社して本当2週間位で回るようになってほしいとか、そういう視点で採用活動してるから、現実に存在する応募者や採用者とのギャップが出てくる
殆どの場合、入社してすぐに結果を求めてる会社っていうのはだいたい離職率が高い
他にもあるのが、管理職を採用しようとして入社してすぐに例えば、課長とか部長の役職につけたりすること
これもほとんどの場合失敗します
理由はもうさっき言いました
(チーム、人間関係、技術、資本力、感情)
こういった採用に関して、短期的視点ではなくて、必ず中・長期的な視点を持ってください
あとすみません。一つ言い忘れてましたのでちょっと付け加えます
この中・長期的な視点さえ持ってしまえば、最終的に「どういった形」「どういったスタッフ数」「この職種(A)は何人」「この職種(B)は何人」「この職種(C)は何人」居れば、最大のパフォーマンスを出せるか?っていうことも想像できます
最終的な布陣ですね
理想の布陣
これをもし考えずに、求人をしてしまうとだいたいですね、人が足りなくなるとか言った時に、初めて採用活動を始めるんです
求人活動ですか
忙しくなってきたから、では人をさらに募集しようとか
もうすでに忙しくなっている時点で、もう遅いんですよ
(見通しが甘い)
忙しくなる前に行動しなくてはいけない
そもそも求人や採用というのは本来、時間がかかります
ちゃんと選考(ノウハウ)を学んで、(正しい)面接とか適性試験とか、そういったこと(正しい選考)を行えば合格率はそんなに高くはならない
ですから、すぐに採用できたって言う場合は大体採用に失敗するんです
(正しい選考をしていない。ザル)
ですから採用は時間がかかる、っていうことが分かっていれば視点を本当に1か月とか、2ヶ月とかそういった視点で見るのではないっていうのが理解できると思います
今のこのめまぐるしく変わる時代の中、10年先を見てくださいってなるとさすがに厳しいです
せめて1年とか3年とかこの辺を見ながら、採用活動をぜひもう一度見直してください
今の求人人数で足りるのか?とか、この職種に関してはどう(足りる)かな?とかそういった視点で是非再度見直してみてください
この視点を持つことが、採用成功の大事なポイントです