内定取り消しとは言わずに内定辞退を促す会社たち
最終更新日:2022/02/24
東京新聞でも取り上げられた内定取り消し企業名(会社名)公表の基準の記事とも関係しますが、内定取り消しをすると、条件に当てはまった場合、企業名の公表措置がとられるようになります。
企業名が公表されると、さらに業績が悪化し倒産の可能性も出てきます。
また内定取り消しをした場合、福岡でおこった学生からの労働審判の申し立てのように訴訟問題に発展する恐れがあり、企業側は勝つ見込みはない。
だから内定取り消しではなく、学生側からの内定辞退という形でおさめたい企業が存在します。
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tottori/news/20090127-OYT8T00943.htm
※先日の読売新聞の記事ですが、リンクは生きていません
鳥取環境大の学生は昨年9月、大阪市の情報通信会社から内定を受けたが、今月中旬に「来てもらっても仕事がない」として内定を辞退するよう求められた。同大学によると、学生は承諾していないが、就職活動を再開したという。
同大学では別の男子学生も、内定していた東京都の飲食店チェーン運営会社から、昨年11月に「業績が悪化した」と辞退を促された。その後「受け入れられる」と連絡があったが、不信感から返事を保留し、就職活動中という。
就職課の担当職員は「『内定取り消し』とはっきり言わず、学生側に辞退を迫るやり方に憤りを感じる」と話している
新卒採用活動というのは、内定~入社までに長い人だと1年近くあります。
ですからこういった問題が起こりやすいのですが、大卒新卒1人を採用すると諸経費などもろもろで最低400万はかかると事前に事業計画を立て、適当ではなくしっかりと計算をしておけば良いのですが、内定取り消しをするような行き当たりばったり企業にそれを求めるのも酷ですね
私の採用マニュアルを買うなどして採用戦略と採用ノウハウを学ぶだけでも、このような内定取り消しを起こす最悪の事態は防げるでしょうが、残念ながら採用に関する意識が低いために、まず購入しません(苦笑)
だからこういった企業はお手上げです。「会社が潰れるまで永久に採用で失敗し続けてください」という感じです。
私のメルマガ読者やブログ読者のかたは、こういった会社を反面教師として、自社の採用に活かしてください。
また内定取り消し?を受けた学生ですが、入社しなくて良かったと前向きに考えることも大事です。
中小企業より大企業の方がリストラが激しいので、将来も長く勤めたいのであれば歴史のある中小企業で手に職を持てる仕事の方が私はお勧めなんですが。
ちなみに中小企業の求人であれば、リク○ビではなく、このような求人サイトで探せば見つかりやすいです