採用面接時の交通費は支給?不支給?
最終更新日:2017/02/26
に詳細は掲載していますが、面接時の交通費に関して少し書きます。
面接時の交通費は払うべきか?払わないべきか?
色々な会社があり、それぞれに考え方があります。おおむね採用面接時の交通費に関してはこの中のどれかでしょう。そんなことしてたら、交通費だけでいくらかかる
と思ってるんだ。
そんな事は大企業がすることだ。
うちみたいな中小企業がすることじゃない。
大体、受かるかどうかも分からないやつに
なんで交通費なんて払う必要がある?」
B社「そうだね~。払ってもいいけど、
面接にきた全員に交通費を払うのは、
経費としても かかりすぎるな。
不合格になる人に払うのはどうかと思うし、
合格の可能性がある人にだけ払いたい。
そうだ。最終面接まで進んだ人だけに
交通費を払うとしたらどうだろうか?」
C社「さすがに遠方から来る人には払ってあげたいね。
こちらが呼んでおいて何万円も払うのは
可愛そうだから、飛行機とか新幹線で来た人には
領収書を持ってきたら払ってあげようか?」
D社「面接時の交通費は当然、会社が全額払いますよ。
当たり前じゃないですか。
こちらが面接に呼んでいるのですから。
就職活動や転職活動では交通費だけでも
結構かかるでしょうからね。
会社なら経費で落ちますし、
交通費も採用コストと思えば当然です。
距離?
関係ないですよ。
応募者を差別してはいけませんし、そんな噂は
すぐに広がります。近いなら安いわけですから、
なおさら払います。
電車一駅でもバスでも支払いますよ。」
E社「交通費を支払うなんて考えたこともなかったな。
確かにそうですね。
以下、D社と同文」
企業によって分かれるところでしょうが、大体上記A~E社のうちのどれかの対応です
この中で採用で成功する会社の行動と思考があります。
お分かりですよね?
そうです。D社かE社です。
殆どの会社が人材採用を会社目線でしています
応募者目線に立てば、選ばれる会社やファンが増える会社の行動はすぐに分かります。でも、こと「採用」となると「金を払っている方が偉い」という中小企業のオヤジ社長的発想になってしまうんですね。
まったく偉くないのに。世の中は選択肢のある側の方が強いのです。「採用する」or「しない」は選択肢ではないんですよ。
本当に会社が求める優秀な人物にはこのような選択肢があります
中小企業?会社の規模?関係ないですよ。
いなだ事務所のクライアント
いなだ事務所のお客様でも弊社と契約するまで「交通費を支払っていなかった会社」もありました。でも、皆さんE社でした。A社~C社は、人財という思想が低いので入社した人が不幸になります。だから契約することはありません。
人を大切にしない会社に手を貸すことはしたくないですからね。
※なお、交通費を支払う際は、応募者にある資料を提出してもらう必要があります。この資料は直接コンサルしているクライアントにだけお渡ししていまして、さすがに公開できません。これは税理士の先生とご相談されてみてください。
ただし、「採用交通費の全額支給」を導入するのであれば絶対に同時導入しなければ行けないものがあります
それをせずに、交通費を全額支給とした場合、採用経費があまりにも高くなりすぎます。。
また、就職活動をうまく利用して「採用交通費詐欺」をする学生などもいます。その対処法も重要です。
そのために何をすれば良いか?など詳しい方法は、 していますのでここでは書きませんが、一度考えてみると良いでしょう。
採用面接マニュアルをお持ちの場合は、第二章の28ページ「交通費に関する取り決め」をご覧ください。
この1ページだけでも購入金額分のノウハウはありますよ