採用面接時の交通費の清算詐欺(会社の現場に向けてVol14)
最終更新日:2017/03/20

弊社の顧問先や 、人材への意識の高い会社や大企業は採用面接時に交通費を支払っていると思いますが、会社では その際どのようにして金額を確認しているでしょうか?
上記が通常の方法だと思います。
間違ってるわけでは無いのですが、気を つけてください。
このような事がありました。
顧問先の会社での出来事です。
採用面接時の交通費事件
その会社は全国に募集をかけているため、飛行機 に乗ってやってくる応募者もいます。往復金額を考えると10万円近くかかる事も ありますが、その会社は、以前は応募者が記入した紙だけでお金を払っていました。
はっきり言って自己申告だと危険すぎます。
中途採用ではあまり見られませんが、新卒採用だと嘘の金額を書く学生もいるのです。
ひとまず、飛行機や新幹線などに関しては、領収書をもらうようにしました。
そして、 領収書が無いと払わない旨を面接案内の中に 盛り込みました。
ある程度はこれで対応できます。
しかし、なんとその裏をかこうとした応募者がいた のです。
恐るべき留学生
福岡で面接を受ける事になっている九州在住の人。なぜか、面接日に記載した交通ルートが東京→福岡(しかも東京への復路分も記載)だったそうです。
しかし、領収書は昨日付で福岡への片道分だけを持参してきました。
そこは電話相談プランに入っているため、適性試験などを受けさせている時に、採用担当者が不振に思い私に連絡がありました。
この場合、考えられる可能性は以下
2.友人などから領収書をもらい、それをもってきて、 東京から来たように請求した。
3.何かしらの理由で東京に住んでおり、本当に帰る。
ピンときました。
1か2です。
弊社の中でブラックリストに載ってる某●●大学の 留学生たち。
ある人に何かをすると、その待遇を受けようと 何故かそういう話をしていない人たちまでが同じように言ってくる。
仲間内の情報網と、お金に対する執着がすごいんです。
領収書があれば交通費を払うという話が回ってる のでしょう。
あまりにも過去に色々と痛い目にあわされてきたので、きっと1か2だろうと予想しました。
例え、3であっても
こんなこともあろうかと面接案内に盛り込んで あったある内容をタテに支払いを断れます。
とりあえず、面接官に状況を伝えて、「就職活動状況」に注意して聞くようにしてもらいました。
予想通りですが「面接は初めて」と応えたとのこと。
(嘘にしてもその言葉があれば良い)
倫理憲章の兼ね合いで、この時期に面接をしている会社は少ないのです。
面接官の一人にその後、待合室で話をしてもらうようにすると、その中国人留学生は「家から来た」と白状しました。
騙そうという意思があった時点で立派な 詐欺(犯罪)です。
家からの交通費(電車代)を支払って帰っていただきました。
※この件はブログに掲載するつもりは無かった のですが、他社も同じような被害にあうかもしれないとの事で「掲載してほしい」と依頼がありました。
企業の皆様はお気をつけください。
そして、学生の皆様(殆どの学生は大丈夫ですが)も就職活動の交通費で嘘を言って儲けようなどとは思わない ことです。
その会社からは当然ながら落とされますし、立派な犯罪です。