人気書評ブログ「通勤時間の本は何にする?」で採用の教科書2が紹介されました
最終更新日:2017/02/27
採用の教科書2即戦力採用は甘い罠?~中小企業向け、求める人材像の設定編~
以下、「まおまおさん」の採用の教科書2書評レビュー
(抜粋)
■どのような人を採用したいのか?
中小企業には「いい人」が来ないと言われる。
そこで語られる「いい人」ってどんな人だろう?
実はぼんやりとした言葉であり、採用する側に明確なものがないことが多い。
ぼんやりとした言葉から採用を行うことでミスマッチが起こりやすくなる。
現在、将来に渡ってどのような人が企業にとって必要なのか?
そのようなことを明確にしていく作業が今、一番に求められるのだ。
は中小企業にありがちな採用のミスマッチを防ぎ、企業を強くしていくための考え方が詰まっている。
そこで述べられていることは、非常にためになる。
最近、「まおまお」の企業でも社員1名の採用を行っている。
過去の採用における痛い経験を踏まえ、 のことも参考にしている。
以前はじっくり本当に必要な人を選ぶということがなかなか難しかった。
人材紹介会社からは面接が多ければ多いほど敬遠されると言われ、現場からは補充人員を早く採用して欲しいと言われる。
そのため、どこかで妥協をしてしまうため、そのことがミスマッチを引き起こしてしまう。
今回は採用期間を長期に設定し、面接が多いことで避けてしまうような人はご縁がない人と割り切ることにした。
また、優秀な人材は市場には出てこず、中途採用で応募する人は最初から育てる覚悟で採用を行うことにした。
変に前職まででの経験などを参考にすることで、今までも痛い目にあってきたことを考えての措置だ。
上記のような判断をしたのは、前著も含めた当該書籍のおかげだ。
実際に具体的にこのような人が欲しいということを念頭に置いての採用だけに書類選考などでもスムーズに進んでいる。
単なるテクニックやノウハウだけではない骨太な内容の1冊。
おススメです。
稲田記
ありがたい限りです。はっきり申しまして、「採用の教科書1」の内容を実践した企業でなければ、「採用の教科書2」の内容が理解しづらいと思います。
採用活動に真剣に取り組み、俯瞰して改善点を見つけながら採用力をアップさせ続けている方でなければ、採用の教科書2で書いている「採用活動の本質」を読み取りづらいのです。(まおまおさんはさすがです。本質を理解されています)
「採用の教科書1」が義務教育だとすると、「採用の教科書2」は全体像を理解した人向けのさらに経営的視点での人材戦略的内容。
「採用の教科書2」では順を追って論理的に説明はしていますがそれでも腑に落ちる人は「採用の教科書1」と比べると人数が大幅に減ると思っています。
それでいいんです。著者としては、そういう理由からも続編として「1」を何度か読んで実際に行動をしてみた人向けに書くことにしました。
代わりに、「2」の内容を自社に落とし込むことができれば、「採用の教科書1」で学んだ採用フローの効果が何倍にもなります。
ここを理解していただき、採用の教科書2を評価していただける、まおまおさんのような読者がいて本当に嬉しいです。
裏を読む力がすごい
※こちらもまおまおさんの書評からの抜粋
当該書籍を読んでいると「うっ」と来るような厳しい論調が並ぶ個所が多々ある。
それは正しいことばかりなのだが、その激しさに気圧される。
しかし、それは現在の中小企業が抱えている雇用に関する問題であり、それを解決しないでスルーしようとする企業や経営者に対しての著者の苛立ちから来ているのかもしれない。
稲田記
図星です(笑)あえて厳しい表現にしてみました。優しい表現で書くことは当然できますが、それで気づかない経営者や会社も多く、ビジネス書という観点からも、サラっと読まれても著者である私も読者である企業も求めている結果が出ないんですね。
「採用の教科書1」である程度の信頼関係があると考えて、「2」は厳しい口調もところどころに入れて、誰もあなたの会社に指摘してくれない内容をストレートに「グサっ」とあえて書いてます。
客観的に自分を見ると、「採用の教科書1で書いた本質」を理解できていない経営者への「苛立ち」もあるのかもしれませんね(笑)
「黒字社員を採用することだけが重要(売上など金銭的な面のみを重視)」とか「赤字社員を排除」とかそういう表面だけを読み取った会社も少なからずいて、実際に読者からコンサル依頼があった時に、「そういう意味じゃない」という気持ちもあって、続編を書きました。
「採用の教科書2」はそう言った内容ですので、読まれる場合は厳しく自社の問題を指摘されると覚悟して読まれてください。
採用の教科書2即戦力採用は甘い罠?~中小企業向け、求める人材像の設定編~
まおまおさんのような有名な書評ブログでオススメとして紹介していただき嬉しいです。本当にありがとうございました。