前の記事 » 
次の記事 » 

入社式でおめでとうございますという間違い

公開日:2008/04/06
最終更新日:2011/02/03
新卒採用をしている会社だと、入社式が4月1日にあったでしょう。


新入社員にとっては、緊張の一週間だったと思います。(接客業は土日は働くのでまだホットできないでしょうが)


入社式は儀式であることが多い。辞令などを配布したり、新人研修に突入する前の事前準備


そこで必ずと言っていいほど発言してしまう一言がある

「新入社員の皆さん、入社おめでとうございます」


社長でなくても、受入を担当している人事担当者であれば発言してしまう一言


しかし、これ。


よく考えてみましょうか。


「おめでとうございます」


そもそもこの言葉は、言われる側に利益や幸福がある時に発言する言葉
宝くじの当選

結婚

妊娠

試験の合格

お正月(これは例外かな)
などであり、間違ってもお葬式や病気が発覚した時などに言う言葉ではない


では、新入社員が入社することで利益を得るのは誰でしょうか?


間違いなく「会社」だ。議論の余地はない。


会社が利益を得られないのであれば採用活動は失敗してる。


逆に新入社員が利益を得るほどの教育体制や給与体系、仕事のやりがい、ステータスを入社したら与えられるという自信がない限り「おめでとう」とは言えない。


いや、もしそうだとしても言うべきではない。(採用面接マニュアルに書いている心理学的な戦略を使う時以外)


もし、上記戦略的理由ではなく、本心から「おめでとう」と思っている時は注意が必要。間違いなく、離職率の高い会社の道を歩んでいる良い人材が辞めていく道を走っている。


入社してすぐ人が辞める。その最たる理由は


選考時の情報と入社後の情報のギャップ

新卒採用で苦労していれば、選考中に内定承諾をしてもらった瞬間「ありがとう(嬉しい)」と思うはず。


それが入社した瞬間に「おめでとう」に変わる。(社長と人事担当の意識のズレなどもある)


受入時に本心から「おめでとう」と言っているのであれば、今後、採用はドンドン苦労するのは目に見える。


入社した社員に対して「ありがとう」

上司が部下に対して「ありがとう」


そう本心から思える会社になること


そうすると、社員も会社へ感謝の気持ちを持つ


順番が重要なんです。


感謝を与えて初めて感謝が返ってくる。


マネジメントなど難しい用語を使うまでもなく、人間 対 人間。


お互いの関係をよくするのは相手への感謝しかありません。


編集後記

ちょっと厳しめの内容でしたかね?
反論や賛同、何でもかまいませんのでコメントをご自由に


最後まで読んでいただいてありがとうございました(やらしい?)

同じカテゴリの記事を読む  新卒採用  

稲田行徳の評判,経歴

ブログ読者に採用面接マニュアルを無料プレゼント中

5分でわかる面接官のルール

面接官教育用マニュアル
緑の動く矢印成功企業が続出!
採用面接マニュアル第一章を【無料】ダウンロード可能

動画で学ぶ採用ノウハウ

 

採用ノウハウを学べるYouTubeチャンネルはこちら

5分で分かる面接の仕方

採用をしている経営者や人事担当者様へ
この無料レポートを知らないなんて、
あなたの会社は損をしています。

緑の矢印 人材採用コンサルタント著 採用マニュアル第一章を今すぐ無料ダウンロード

1週間で会社が変わる!採用の教科書1

新卒採用と中途採用のバイブル
「採用の教科書1」が売れています。
(現在、4刷!増刷中)

矢印Amazonの著者販売ページはコチラ
 

面接官教育用の面接官研修動画

1万人以上の面接官が受講した
面接官教育用セミナーで今すぐ面接のやり方を学べます。

矢印面接官研修のサンプル動画はコチラ

4 Responses to “入社式でおめでとうございますという間違い”

  1. >お互いの関係をよくするのは相手への感謝しかありません。

    ⇒その通り。スバラシイ!

    良い習慣
     「勤勉」「正直」「感謝」を継続しましょう。

    世界一のモチベーター
    田中真澄先生のパクリです。

    http://www.pulse-p.co.jp/tanaka/index.asp
    今後ともよろしくお願いします。
  2. TERULy Japan さん


    コメントありがとうございます。

    田中先生の言葉、、、深いと感じるとともに、映画「ラストサムライ」で見た失われたサムライ魂を思い出してしました。。。
  3. ふじさん より:
    いろんな視点があるなと関心させられます。
    しかしながら、私はおめでとうといい続けます。
  4. ふじさんさん

    >いろんな視点があるなと
    ブログというのはこういった視点で読まれるのが一番大切かもしれませんね。

    “参考にする”
    この記事もこれだけで十分だと思います。
サブコンテンツ

ビジネスパーソン向け自己啓発の決定版

このページの先頭へ