顧問先に内定が決まった学生からの手紙とプレゼント
最終更新日:2019/03/21
実は、今日、22歳の学生(男子)にここ最近で一番衝撃を与えられました。
スゴイ。。。と
その学生は平成25年3月卒業予定。来月から、クライアントの会社で働くことになっている学生です。
その会社は一名のみの新卒採用で、私も最終面接に面接官として同席をし、その後、その学生と経営陣で食事もしました。
その半日間を通じ、素直な心と、行動力、さらに強い芯と高い成長性、コミュニケーション力、業務適性、理念・価値観の共有などその企業にとって、非常に良い人材だと私も感じましたので、経営陣とも話し合って「内定」
平成25年4月から入社し、活躍してくれます。
で、、、ここまでは顧問先では普通にあることです。
まさかの品
これだけであれば、あえて記事にもしないのですが、今日宅急便が私宛に届きました。差出人は、その学生
面接をおこなったのは以前なのですが、なんと私の趣味を調べ、ワインを誕生日に指定して送ってくれました。しかも手紙つきで。
これまで色々な学生の採用に関わってきましたが、クライアント先で内定が決まった学生から私宛にお礼の品が届いたのは初めてです。
四月から入社する会社に内定のお礼を送るならまだ分かります。実際に、その学生は選考前の職場見学や内定後の体験入社で、手土産をもってきていたそうです。(そういう事ができる学生はほとんどいません)
しかし、採用される会社の顧問にお礼をするという学生は、まずいません。そして今後も現れないと思っています。
通常、学生はお金を持っていません。その学生もバイトをして自分で生活費などを捻出していました。だから、お金の価値も大切さも分かっているのです。そういう背景を知っているからこそ、私はさらに嬉しいんです。
本当に良い人が入ったなと思います。
最終面接のときも、私のことをクライアントは事前に伝えていなかったのに、ネットを駆使して私とクライアントの関係に行き着き、私が面接官として福岡から来ると思っていたそうです。
そういう予想を立てて、事前に調査できる学生。行き当たりばったりの学生と違い、当然ながら、仕事もできます。
そして、「人付き合いとは何か?」というのを知っています。本当に将来が楽しみです。
いただいた手紙の中に書かれた一文
「稲田様のお名前を汚さぬよう精進いたしますので、」嬉しくて涙が止まりません。私は決してひいき目に見たわけでもなく、「いい人材だからイイ」と言ったまでで、すべては彼の実力です。
だから実際は私に感謝をする必要など無いのですが、「人に心から感謝をできる人」がどういう成長を遂げていったかをこれまで何人も見てきましたので、将来が本当に楽しみです。
今度、クライアント先に行った際は、また食事(飲み?)に行きたいと思います。
私も36歳。一回り以上も違う学生から元気をもらうことができました。ほんと、忘れられない誕生日になりました。
卒業までの期間、学生しかできない経験をたくさん積んで、四月から一生懸命働いて、どんどん成長していってほしいものです。