守破離(しゅはり)の教え
最終更新日:2014/02/24

【守・破・離(しゅはり)】という言葉をご存じでしょうか?
守破離とは、成長の過程を表している概念です。
「能楽(のうがく)を確立した世阿弥(ぜあみ)の教え」で、よく師匠がいる武道などの「道」分野で使われます
ただ、これはジャンルを問わず人材育成で活用でき、ビジネスの分野や日常生活でも同じです。
部下やスタッフの成長などでもお役立てください。
守破離とは
「人が成長していくには、以下の守・破・離の順番で学ぶと良い」最初は基本を忠実に守りなさい。指導者の教えを守り、価値観を合わせ、その通りに行動するのです。
2.【破】
守により、学ぶことが無くなった場合は次の段階に入る。教えを一部分破るのです。自分独自に工夫をして、指導者が教えなかった
方法なども試してみます。
3.【離】
最後の段階では、指導者のもとを離れ、自分独自のものを確立させていく
指導者は「対面形式の人物」でなくても「書籍」を指導者とすることもできます
もし、これまで採用に関して、しっかりと誰かから教えてもらったことがなければ、過去のやり方は一旦リセットして、「採用の教科書」に書いている内容通りに、「守」を実行してみてください。
採用が面白くなり、かつヤリガイのある仕事になります。
私もコンサルタントとして、経営者や会社を育てる仕事をしていますが、多くの方々にノウハウを教えてきて、この【守・破・離】の大切さを目の前で見てきました。
正しいアドバイス通りに実行するかどうか。
この違いで驚くほど、成長スピードに差がつきます。
あなたも、これまで人に何かを教えた経験があると思いますが、こういう【守破離】の視点でその人を見てください。
「離」まで行くと、いつか起業してしまいますが、最初から、【守】ができな人には注意が必要です。
育つ人かどうかを見極める事は、採用でも教育でも大事です。