前の記事 » 
次の記事 » 

人材採用における5つの言い訳

公開日:2009/05/09
最終更新日:2019/03/21
週刊ダイヤモンドで、中小企業の経営者が挙げる典型的な5つの言い訳をまとめたものがありました。

中小企業の経営者の5つの言い訳(経営編)

1.景気や政策が悪い
2.業種・業態が悪い
3.規模が小さい
4.ロケーションが悪い
5.大企業・大型店が悪い

「そうそう」と思わず笑ってしまいました。

私もまだ3年程度の経営経験しかないヒヨッコですが、この3年、外部の責任にしている暇なんてありませんでした。

問題を外に置いて「自分では解決できないこと」に棚上げした時点でたぶん成長が止まりますからね。

すべての問題は人ではなく自分にあると思った方が変えることができるので楽ですし。


まあ上記は経営に関するお話ですが、これは人材採用でも同じです。

私なりに、人材採用における5つの言い訳を考えてみました。


中小企業の経営者の5つの言い訳(採用編)

1.売り手市場だから
2.ウチは知名度がないから
3.応募があってもロクな人がいない
4.この業界は人気ないからね
5.採用にお金かけられないから

ロジカルシンキングなりクリティカルシンキングなりの手法で考えていけばどれも正しくないのは分かります。

1.売り手市場だから  →もし、これが原因なら買い手市場である今、いい人材が来ているはずです。


2.ウチは知名度がないから  →先日、兵庫の小さな会社の求人がネットで話題になりました。
  「原君、どこ行ってもうたんや・・・」株式会社加藤電機製作所
  この会社は手元に資産で残らないリクナビを使ったのが最大の失敗でしたが、知名度がなくても応募者が殺到です。(結果、知名度も上がる)

  同じように私のお客さんは知名度がない企業ばかりです。(お客さんもたぶんこれを読んでいると思いますがスミマセン)

  インターネットを使えば知名度なんてどんどん上がっていきます。これを読んでいる今、あなたが体験していますが私自身の認知度の向上もいい例だと思います。


3.応募があってもロクな人がいない  →つまり、求人の方法に問題があるということです。原因が分かって良かったですね


4.この業界は人気ないからね  →どうやって人気がないと調べたのでしょうか?
  アンケートをとったのでしょうか?データは?

  本当に人気がない業界なら人がいなくて全ての会社が潰れています。どの業界でも必ず採用で困っていない会社があります。そことの違いはなんでしょうか?


5.採用にお金かけられないから  →採用で失敗したときの損害額を想像してみてください。
  教えている人の人件費と得意先が何社か減るということ。

  金をかければいい人を採れるわけではないですが、多少は金をかけないといい人は採れません。それに気づくまで無料のハローワークで失敗を続けるとよいかと思います。


読み返してみると相変わらずの毒舌ですが、事実ですしこのままでいきます。


経営も採用もそうですけど

「問題は、外ではなく内にある」

この考えが一番大事です。

同じカテゴリの記事を読む  中途採用, 採用コンサルティング  

稲田行徳の評判,経歴

ブログ読者に採用面接マニュアルを無料プレゼント中

5分でわかる面接官のルール

面接官教育用マニュアル
緑の動く矢印成功企業が続出!
採用面接マニュアル第一章を【無料】ダウンロード可能

動画で学ぶ採用ノウハウ

 

採用ノウハウを学べるYouTubeチャンネルはこちら

5分で分かる面接の仕方

採用をしている経営者や人事担当者様へ
この無料レポートを知らないなんて、
あなたの会社は損をしています。

緑の矢印 人材採用コンサルタント著 採用マニュアル第一章を今すぐ無料ダウンロード

1週間で会社が変わる!採用の教科書1

新卒採用と中途採用のバイブル
「採用の教科書1」が売れています。
(現在、4刷!増刷中)

矢印Amazonの著者販売ページはコチラ
 

面接官教育用の面接官研修動画

1万人以上の面接官が受講した
面接官教育用セミナーで今すぐ面接のやり方を学べます。

矢印面接官研修のサンプル動画はコチラ

4 Responses to “人材採用における5つの言い訳”

  1. kiyomi より:
    いなだ先生
    「原君、どこ行ってもうたんや・・・」面白かったです^^
    私は今の会社に採用されて、この仕事をしておりますが
    採用された側としても、「人材採用における5つの言い訳」は
    考えさせられることばかりです。
    誰しも、自分に非があることを認めたがりません。
    自分ではどうにもならない状況、例えば不況のせいにしたりする・・・
    そのほうがラクだからでしょうね。
    それでは先生の仰るとおり、成長は止まるし、衰退も目に見えています。
    今だからこそ、やれることを今やる・・・採用とは関係ありませんが
    私のモットーです^^
    • kiyomiさん

      「原君、どこ行ってもうたんや・・・」はかなり変化球的な使い方をしていますが、あれは採用とマーケティングのプロが書いた内容なんですよ。
      あの内容だと応募者の『質』は高くなかったでしょうが、応募の『数』は多かったでしょうね。あのライターが誰か分かればスカウトしたいです。

      と原君ネタが多くなってしまいました。

      >誰しも、自分に非があることを認めたがりません。
      → そうなんですよね。「自分事力(じぶことりょく)」ってまたまた勝手に言葉を作りましたが、この能力が高い人は成長をし続けます(他人事の逆です)。ただ自虐的すぎると心が病んでしまいそうですが(笑)

      >今だからこそ、やれることを今やる
      → 本当そうですよね。人生は短いですし、一度しかないわけで今この瞬間一生懸命自分がやれることをやるのが一番なのかなと思います。

      kiyomiさんらしいモットーですし、本当にその道を突っ走ってますね(笑)
  2. より:
    原君!面白かったですwww
    知り合いの紹介とかで
    安易に採用すると確かに…
    身にしみております(>_<)
    • 式さん

      お客さんには、知り合いの紹介でも、会社のすべてを説明した求人ページを見るように言って「ウチの会社が自分に会うと思ったら応募してください」としてもらっています。
      「知り合い」っていうのは、概してビジネススキルをそれほど知らずに紹介することが多いですからね。
      それでも、社員からの紹介だといい人材がいる確率が高い募集方法ではあるんですよね。

      追伸:
       原君のは、そうなんですよね。おもしろいのは言いのですが、あれでは採用に成功はしないんですよね(笑)
サブコンテンツ

ビジネスパーソン向け自己啓発の決定版

このページの先頭へ