大分キヤノン 請負会社の採用希望者を書類選考で落とす
最終更新日:2022/02/24
私が続きを書きたかったわけではなく、ちょっとエグイ内容を見つけてしまったので紹介しておきます。
また保坂氏のブログでの記事です。
引用:大分キヤノン「 解雇対象の経験者」は書類選考ではねられた記事の全文はぜひ、保坂氏のブログをご覧ください。
[メール紹介]
保坂先生
私は、大分県在住のAと申します。
先生の、大分キヤノンの派遣切りのブログを拝見させて頂きました。
私は、株式会社●●という請負会社の社員として、大分キヤノンの迫事業所で働いておりました。
私は、9月中旬頃、●●から解雇通告を受け、10月末で退職しました。
●●側から、「正社員試験を受けろ」と言われ、11月に正社員試験を受けましたが、面接までたどり着くどころか、初めの書類選考の段階で落とされました。
そしてすぐに、期間社員の試験を受けましたが、これもダメでした。
●●側が、なぜ正社員試験の書類選考で落としたのか聞いてくれましたが、キヤノン側は厳正な審査の結果という返事だったそうです。
先日の全国のニュースで、景気が悪いので請負契約解除というニュースを見たとき、怒りを通り越して、呆れてしまいました。
これは、●●から聞いた話ですが、請負だけでなく、直接雇用の期間社員の首切りも少しずつ行われているそうです。
大分空港のすぐ近くに、大分キヤノンの安岐事業所がありますが、迫事業所で働いている期間社員で、明らかに安岐事業所に転勤できそうにない人物に対して、安岐に転勤できないなら、契約更新しないと言っているそうです。
しかし、そのような直接雇用の期間社員を少しずつ切りながら、一方で毎日期間社員の募集をかけている。全く、矛盾しています。
11月に期間社員の面接を受けましたが、「今人は足りているので、採用されても入社は1月」と言われました。
正社員試験に関しても、SPIや面接を受ける以前に、なぜ経験者が書類選考で落とされるのか、全く理解できません。
面接が駄目だったとかなら、話は分かります。
今いる請負社員を、優先的に期間社員にするということは、今現在においては無理だろうと思います。
内定が決まっている、期間社員がもう何百人といるからです。
採用コンサルティングをしている立場から言わせてもらうと「やってしまいましたね」という感じです。
前回、私なら希望者全員にSPI試験を受けてもらうと書きましたが、トキすでに遅しでしたね。さすがに書類選考で落とすのは得策とは思えません。
(たとえ、社内の選考基準に達していないとしても)
ただ、このかたのメールで気になる箇所があります。
内定が決まっている期間社員がもう何百人といるからです。
なぜ、この情報を知っているのでしょうか?
このかたは書類選考で落ちたかもしれませんが、他の知り合いが受かっているのかもしれませんね。
(先日の記事では採用活動をしていることを請負社員や派遣社員に言っていなかったと書いていましたが、なぜ合格者を知っている??よほど社内人事情報に詳しい人か・・・はたまた・・・)
この保坂氏にあてたメールを書いた人物の境遇は本当だと私は思いました。
しかし、この一人の境遇がはたして請負社員全員の境遇なのかは今回の内容からだけでは分かりませんね。
また直接雇用の期間社員を契約解除していることは初耳でした。
安岐に転勤できないなら、契約更新しないと言っているそうです。 とのことですが、これも仕方がないかと思います。
就業規則を見ていないのでわかりませんが、「転勤を命ずることがある」+「解雇事由に明記」されているのであればたとえ正社員でも解雇されますからね。(転勤の事由にもよります)
転勤は嫌だ、仕事は事業所にはないが、ここで働きたい。
というのを聞き入れる会社は残念ながら少ないですからね。
※育児・介護休業法の第26条にかかったりするときは微妙ですが・・・
構内請負社員、派遣社員のみなさま
私は人材紹介会社にいるキャリアアドバイザー(人材コンサルタント)ではありませんが一言、正社員採用の現場にいて日ごろ感じていることを・・・しかし、35才を過ぎると転職はとたんに厳しくなります。
でも、派遣のメリットとも言えるのですが、誰もが知っている有名な企業で働いた経験は他の会社にとっては貴重な人材です。
つまり、今の派遣先企業に入った時よりも、その有名企業で働いたためにスキルは上がっているわけです。
少し厳しいかもしれませんが、
・どうすれば面接で合格しやすいか知っていますか?
そのためには、行動しなければはじまりません
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つまり、求職者にとってもそれだけ就職先候補の件数があるというもの
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追伸:
求職者が面接まで進んだ場合はこちらがお勧めです。
著者の渡辺さんともやりとりをしていますが、彼は応募者の採用成功をちゃんと考えています。
(自己PR,志望動機などの事例まで手に入ります)
※ページ自体は怪しい感じはしますが大丈夫です
追伸2:
別に転職を勧めたいためにこの記事を書いたのではありませんよ。
ただ人生は短い。
大事なことは将来のために「今」、何をするかではないでしょうか?